2010年10月10日〜10月13日
フライ: ちょぼちょぼ(ニジマス)
ルアー: まずまず(ニジマス)
ヒットフライ:  コンパラダン#18、クロスオーストリッチディアヘア 黒 #14、
          ビーズヘッドスカッド 等
ヒットルアー:  へのじファイターMD ブラウンペレット 自作スイミングフック、
          改造ディープクラピー 等

前回の釣行から2週間半、BigFight は既に秋になっていました。滞在中に日一日と秋が深まりとてもきれい。それに魚が別物と言えるくらいに強くなっています。

今回も9日の夜の便で新千歳に着き、そのまま直接BigFight松本へ。このパターン結構気に入ってしまいました。8時に新千歳に着けたので朝市食堂で夕ご飯も食べられとってもリッチな気分。10日こそ雨に振り込められてしまいましたが、その日はルアー教室をやることができましたし、滞在中にテストルアーも完成したのでスイムテストも行うことができました。テストしたルアーは...魚が口に付けて得意げに泳ぎ回っています。ううううぅ...母様ごめんなさい。

今回のテーマは、自作のルアーではなく、チューニングした市販のルアーで釣ること。スイミングフックを自作したへのじファイターMDが大当たりで、へのじファイター特有のフッキングの悪さを完全に克服しました。これが一番釣れたルアーかな。でも、とても強くなった魚に何本もラインをぶちきられて、持っていたへのじファイターを全部茶色に塗るはめになってしまいました。

一方フライはというと、ドライが難しかった。いいところにきれいに落ちないと魚にがん無視されてしまいます。苦労に苦労を重ねて(下手だから)やっと数本釣ったのですが、その後ちょっと沈めたらがんがん食ってきて、なんかしゃくぜんとしませんでした。

今回もすばらしい景色の中でとてものんびりでき、幸せでした。今年はもうこれでおしまいですが、来年もまた来たいなぁ。松本さん、本当にどうもありがとうございました。

北海道はもう秋の気配でした。

こんなきれいな所で釣ができるなんて。

2010年9月20日〜9月23日
フライ: むずい(ニジマス)
ルアー: まずまず(ニジマス)
ヒットフライ:  コンパラダン#18、クロスオーストリッチ オリーブ#16、
          ビーズヘッドスカッド、クリップルダン#16 等
ヒットルアー:  ボトム用テストクランクルアー各種、へのじファイターMD ブラウンペレット、
          ACGUY、旧ZAKU 等

暑い暑い夏をなんとか生き延びて、やっとたどり着いた秋の北海道。釣り場に来てあんまり釣りをしないという、なんとも贅沢な夏休みを過ごしました。昼寝三昧、おしゃべり三昧、そしてルアー製作教室もやりました。あ〜〜〜なんて贅沢。う〜〜〜んと楽しかった。

今回は、19日の夜の便で新千歳に着き、そのまま直接BigFight松本へ。松本さんの宿泊施設(貨車)に4泊4日泊めていただき、きれいな景色と気持ちよい気候の中で秋の北海道を満喫させていただきました。夏から秋へとの変化の中、気温が急激に下がったので魚の食いはいまいちでしたが、そこは魚影の濃いBigFight松本、フライもルアーも狙ったところを通せれば、とても元気のいい魚が釣れました。(と言うか、元気良すぎて1匹で腕痛くなるし...。) でも、あ〜〜〜わたしったらフライヘタだ。ルアーだったらタナを合わせて苦労しないで釣れるのに、フライだとどうやって釣ったらいいか分からない。水面にはよっぽどいい所に落とせれば(落ちてくれれば)出てくれるんだけど、ちょっと外れるとなかなか出てくれないし、沈めるにしても沈下速度が合わなくて魚がそっぽを向くし。それでいて、沈めるつもりのウェットが水面を流れているうちに、ばくっと魚が水面まで出て食うというダメダメな釣れ方しちゃうし...(涙)。回収しようとドライフライを引っ張っている最中に、スケーティングをしているフライをすごい勢いで食われたり...(涙)。涙、涙のダメダメぶりでした。

一方ルアーの方は、試作品が一応狙ったようなタナで、狙ったようなアクションをして釣果も出たので、一安心。安心したので、後はガンダムルアーなどで遊んでおりました。AGGUY、旧ZAKUなどは安定して釣れましたし、今回 Z'GOK でも一本。ルアーの方が簡単なんて、なさけないですぅぅぅ〜。

今回も本当に松本さんのご一家にはお世話になりました。
いつもいつも変わらぬ暖かいおもてなしをいただき、本当にありがとうございます。BigFight松本に居るときにいつも感じる、我が家に帰ったようなあたたかで幸せな気持ちを思い起こしつつ、またお邪魔できる日を指折り楽しみに待ちたいと思います。
2010年7月15日〜7月18日
フライ: 好調(ニジマス)
ルアー: 朝ぼこぼこ、夕方まずまず(ニジマス)
ヒットフライ:  クリップルダン#18、ノーハックルサイドワインダー風#18、
          CDCカディス#16、BHスカッド#14、エッグ#14半月 等
ヒットルアー:  ACGUY、ZAKU II、ジョイントDOM、うなぎ 特上、うなぎ長焼、ニタリ、
          KON(魂)、クワトロ 等

2日間夏休みがもらえたので、BigFight松本さんに行ってきました。梅雨末期のむしむしじめじめから解放されて命の洗濯だ〜、と思っていたのですが、最近7月の北海道はプチ梅雨模様のような天気になる事があって、今回も雨こそ降らなかったもののなんとなくむしむしとして気温も最高で30度ちょい下くらいまであがり、これはちょっと期待はずれ。でも、がっかりだったのはそれだけで、釣りもエリアでの滞在もとっ〜ても楽しかったです。帰ってきて思い返すとあれは夢だったんじゃないかと思うくらい。くまと二人で「楽しかったね、また行きたいね」とそればかり話しています。だって、魚も人もエリアも最高なんだもん。クルマで行けるのにあんなきれいな所で釣りができるってだけでもちょっとあり得ない感じがしますが、前回に続き今回もわがまま言ってエリア内の貨車に泊めていただいたので、朝から晩まですばらしい景色と雰囲気を堪能する事ができました。松本さんのご一家にもいっぱい遊んでいただいたし、みるくも元気でかわいいし。魚たちにもそこそこ遊んでもらう事ができて、とてもいい休日でした。本当にいつもあたたかいおもてなしをしてくださる松本さんご一家の皆様、ありがとうございます。BigFight松本大好きです。

今回BigFight松本での釣りでは
@ガンダムルアー及び新作ルアーのスイムテスト。
Aドライフライでの釣り。
B松本恒例朝の餌やりフィッシング。
などで遊ばせていただきました。
夏場に入り、魚の調子がぐっとあがってきたようで、フライではずいぶんティペットをぶっちぎられましたが、ドライフライがたまたまうまくプレゼンテーションできるといい魚が出てくれたりして、「フライを習ってよかった〜」と思いました。スイムテストしたルアーでは、魂(コン)やニタリ(ニタリクジラ型ルアー)が好調。ガンダムシリーズでは水陸両用タイプがなかなかいい働きをしていました。くまは6の池の流れ込みでフライを流すのに夢中になり、「いくらでも釣れる〜」と大喜びでした。
釣り以外でも、久しぶりにかなちゃんにお会いできて楽しいお話を伺ったり、ご家族とチーズフォンデュをしたりと盛りだくさんで、なんかキャンプに行ったみたいで楽しかった〜。あらたくん、またフライの練習しようね!

2009年4月24日〜4月29日

ヒットルアー: でかニョロ 茶色、スプーン各種
ヒットフライ:  ノーハックルサイドワインダーかも、CDCカディス、CDCスペント、
         ラストチャンスクリップル、フェザントテールニンフ、エッグ各色 等

今年もゴールデンウィーク前にお休みをもらい、北海道にやって来ました。25日26日の土日は大荒れの天気予報なのですが、今回の予定は5泊6日なので、ちょっぴり余裕があります。松本さんでコーヒーをいただきながら、ちょっとだけフライタイイングを教えていただき、1日雨に降り込められるのもまあいいか、なんて思っています。

朝一の飛行機で新千歳空港に着いたのが8時過ぎ。いつものように空港の朝市食堂でお腹いっぱい朝ごはんをいただいいてレンタカーでBigFight松本を目指します。道には雪もなく、予想していたほどには寒くなかったのですが、風がびゅうびゅうと吹いていました。昨年の秋にフライを体験させていただき、半年間キャスティングの練習をして、やっと念願のBigFight松本でのフライデビューです。あのきれいな景色のなかで優雅にフライを投げて(頭の中でだけですよ)、ドライで1本出すことを夢見てきたのですが、まだキャスティングはぐだぐだなので風は大敵です。美笛峠を越える時には道の脇にも雪が積もっているようになり、まだ春も浅いのだ(つまり、まだあまり虫も出ていないんじゃないか)と心配になりました。ところが、ところが、やはりBigFight松本のお魚はサービス精神満杯!!わたしのぐだぐだキャストにもかかわらず、ドライでもしっかり出てくれました。この北海道釣行の間は、7・3でルアーよりもフライをやっていたのですが、フライを持ち出した日には毎日ちょっとづつドライでも釣れましたので、それだけはちょっと自慢です。もちろんまだドライよりはニンフやエッグを沈めた方が良く釣れましたし、わたしにとってはフライよりルアーの方が簡単ではありましたけど。

フライもちゃんと楽しみました。

今回新調したネット。軽くて柄が長い。
でもネットが深くて魚が小さく見えます。
この魚、実はとってもでかいんですよ。

だんだんと秋が深まってきました。

大きな魚の方が反応しました。

秘密の試作品。まずまずの出来です。











松本のお父様と、

娘のあいちゃん、
なんか釣りのスタイルがそっくり。

見てください、この立派な尾鰭。

その後、BIGFIGHTの敷地内の秘密の渓流で餌釣り。

朝は、50cm 60cm がびしばし。

フライでこんないい魚が釣れるんです。

どうやって撮ったかは秘密だそうです。

おお〜、なんか虫っぽいじゃないか。

ハックルを2枚使い交互になるように
巻きます。

ドライでも出る、BigFightの純情な鱒

自分で巻いた、とろろMSCで釣れました。

Big Fight 松本

今回一番働いた、へのじファイターMD。

ご家族連れのエサ釣り。楽しそう。

2009年5月20日〜5月23日
20日 午後3時から夕方6時半まで ルアー:入れ食い(ニジマス)
21日 朝6時から夕方6時半まで ルアー:ぼこぼこ フライ:好調 (ニジマス)
22日 午後2時半から夕方6時半まで フライ:絶好調 (ニジマス)
23日 朝6時から午後3時半まで ルアー:ぼこぼこ フライ:まずまず (ニジマス)

ヒットルアー: ココニョロインジェクションカーキイエローベリー他、魂(KON)からし他、
         深棚クラピーマットブレンド、Bux2.5g茶色 等
ヒットフライ:  コンパラダン#16、クリップルダン#18、ノーハックルサイドワインダー風#18、
          CDCスペントカディス#16、BHエッグ#14半月 等

1年ぶりにBigFight松本さんにおじゃましました。実は昨年のゴールデンウィーク後も何度も計画したのですが、毎回ぽしゃってしまい、とうとう1年も間があいてしまいました。ですから今回ようやく伺う事ができて本当に幸せでした。池も魚も松本さんのご家族もあいかわらずすばらしく素敵で、ちょっとよれよれの私とくまを暖かく迎えてくださいました。みるくも元気で私の顔をぺろぺろなめて大歓迎してくれました。
今年の北海道は5月に入ってから低温が続き、1か月は気候が遅れているという事でしたが、ちょうど私たちが伺った日まで降っていた雨があがると急に春がやって来ました。明るい日差しと気温の上昇につれていろいろな虫がハッチし、池の活性が一気に上がったようで、いんちきルアーにもへっぽこフライにも魚たちがばんばん反応してくれてとてもいい思いをさせていただきました。いや〜、4日間ともよく釣れたなや。景色も魚もきれいだし、空気もいいし、本当にBigFight松本最高です。あんまり楽しかったので帰ってくるなりまたお伺いする計画をたててしまいました。いろいろと不確定要素があって本当に行けるかどうかは時の運なんですが、ぜひ!またお邪魔したいと思います。父さま、母さま、あいちゃん、あらたくん、みるく、大変お世話になりました。またお会いできる日を毎日楽しみにしていますので、それまでお元気でいらしてください。それに魚たちも、待っててね〜。

って、これだと日記というよりBigFightLOVEのメッセージになっちゃうんで、それぞれの日の様子もちょこっと書いておきます。

20日 昼頃に到着したのですが、けっこうな雨降り。そのまま松本さんのおうちでコーヒーをいただき、久しぶりの母さまとおしゃべりを楽しむ。最近おうちに帰っていらしたご長男のあらたくんにもお会いでたが、父さま母さま似のとってもいい男、これからは釣り場をお手伝いされるという事なのでBigFightにお伺いする楽しみがまたひとつ増えました(じゅるっ)。雨があがったのが3時すぎ、ゆるゆると支度をしてくまはフライ、私はルアーで池に向かう。まずはくまといっしょに6の池に行き、魂(KON)を試してみたところ、あっさりヒット。魂(KON)はスローシンキングなので、今回のBigFightのやや深めの棚にはちょうどいいみたい。さて、くまは熱心にキャスティング練習をしているが、私はいろんな池の顔が見たいのでひとりで奥の池に向かった。滝の池、3の池と登って行き、2の池に行ってみたところ、な〜んと、池に濁りが入っている。さっき松本さんのおうちでこの前あった「ルアー祭の日」のお話を伺ったばかり。池に濁りが入ったその日、2の池は大爆釣だったとか。そこで今回BigFightでテストしようと持って来たココニョロインジェクションを投入した。1投め、着水後ゆっくり巻いてくると手前のカケアガリでヒット!それも、これはまじめにファイトしないとまずいな、と感じさせる大物だ。どうやら濁りのせいでいつもなら昼間は出てこない大物が出てきている様子。なんとかネットにおさめてすでにちょっと痛くなったうでをさすって2投め、またもさっきと同じ場所でヒット!その後も連続してヒット、ヒット、ヒット!そして、どれもいいサイズ。でも、何でもよかったわけではなくて、ルアーをニョロ系以外に変えるとヒットしません。ココニョロは○、デカニョロも○、うなぎも○、でもそれ以外は×。う〜ん、偏食です。ひとしきりルアーローテーションをした後、再びココニョロインジェクションを投入。実は、はじめに使ったのは水色と似ていて全然“見えない”ライトカーキサンドだった。だって、あんまりはまったルアーはやばそうな感じがしたから。でも、二巡めに入り、誘惑に負けて本命・カーキイエローベリーを投入してしまい・・・今度は魚の反応が違い、着水と同時にいきなり派手なバイトが続きます。50cmオーバーのヒレピンのニジマスががんがんかかる。魚に走らせてしまうとラインブレークしそうなので気のぬけないファイトが続き・・・たぶんそのまま釣り続けても祭りは続いたと思うけれど、「まだ初日だ、ここで腕をこわすわけにはいかない」と、かろうじてサルになるのを踏みとどまる。それにしてもこんな入れ食いは本当に久しぶり。平日の雨の日の午後なので池は貸し切り、私ひとりでこんないい思いをして本当にいいのかしら。
21日は朝からいい天気。この日はくまもルアータックルで滝の池からスタート。でも、くまが持ち出したタックルは例の全長96cmペン型キャップつき振り出しロッド。なんかもう普通のタックルで釣れても満足できないカラダになってしまったの?結局今回のBigFight松本では、くまはとうとう普通のルアーロッドを出しませんでしたとさ。で、釣れたのかというと、これがちゃんと釣れるからあきれてしまう。実にサービスのいい魚たちのおかげではあるが、くまがだんだんこのロッドに慣れて、結構飛距離も出るし正確にキャストできるようになってしまったのも一因だったような気がする。ちなみに今回の遠征の前に、ぜんぜんドラグの効かなかったリールを改造し、まあまあドラグが効くようになっていたのがよかったみたい。魚の動きがダイレクトに伝わるのでこのロッドでの釣りは本当にスリリングで面白い。でも大変なんだけどな〜。この日の私の特記事項としては、午後フライで奥の池にチャレンジしてドライでたくさん釣れた事。この釣り場ではじめてフライを教えていただいた時からの「滝の池でドライで釣る」という夢がかないました。遊んでくれた魚たちに感謝です。
22日は午前中FA尻別川さんに行ってきたので、午後からの釣り。くまがお昼寝していたので2時すぎから釣りはじめ、今回まだ入っていなかった5の池に行ってみた。前日までの結果からこういうのが釣れそうだな、と思っていたフライのひとつを結び、5の池の入口のところでとりあえず、とキャストしたフライがぽとり、と水面に落ちるといきなりパシャ!うわあぁぁぁ気持ちいい〜〜〜!!あんまり満足だったので、もう釣りはお終いにして、ついさっき「行ってきまーす」と出てきたばかりのおうちに戻ってコーヒー飲んじゃおうかな、と思ってしまう。その後、くまとあいちゃんが合流してくれていっしょに釣りを楽しむ。それにしても5の池ってフライだとものすごく釣れるんですね。ちょっと風が強くてラインの先っぽとフライの位置が全然あっていなかったりもしたが、そんな事おかまいなしに魚たちが反応してくれたので今日もとっても楽しかった。
23日、今回の遠征の最終日だが、飛行機が夜の便なのでほぼ1日釣りができる。朝はルアーで餌やりタイムを堪能。私としてはあまり大きな魚より、ここ生まれのぴかぴかの小ぶりな子を釣りたいのだが、どうも想定外に大きな魚ばかりがかかる。大きくてもぴかぴかには変わりがないし、餌なんてやる必要ないんじゃないってくらい肥えていて、太い。だから、もー、大変。2の池でおおきなのをリリースしてやれやれと思っていたら、フライで先行していたくまが1の池で魚をかけている、そして手招きしている。くまがああやって手招きする時は“助けて、助けて〜”のサインだ。急いでそばまで行くと60upの大物と格闘中だった。ネットにはいらないくらい大きかったがなんとかキャッチ。ロッド#3だし、ティペット6Xだし、でもいい魚だから獲りたい、と必死だったそうだ。くまはさっきから1の池で爆釣していたそうで、「フライは?」と聞くと、「エッグ最高」だそうだ。実は今回、くまがねだったので母さま直伝のふわっとエッグを沢山巻いてきたのに、ドライで釣れていたので今まで使っていなかった。今朝はドライでは反応が悪かったのでそれを使ったら爆釣だったとか。この後私もくまのタックルを借りて滝の池で60upを仕留めました。やっぱりエッグ最高かも。
そんなこんなで4日間、ルアーでもフライでもたっぷり楽しませていただきました。池の向こうに見える芽吹きだしたばかりの新緑の林がまぶしい、とても美しい季節でした。

一生懸命 練習中!!

午前中の一回りでルアーはもうお腹いっぱいになりましたので、午後はゆっくりフライの練習。雪は止んでいましたがまだ風が強かったので、新しい5、6の池の風の弱そうなところを探して釣りをしました。今回は北海道の先生にエッグの釣り(マッチ・ザ・ベイトだそうです)を教えていただいたので、沈めた釣りでのアタリと取り方とアワセ方の練習をしました。エッグは、ふわりと巻いた、たっぷりウエイトの入ったものが良かったようで、先生の教えでは、魚がゆっくりと見て偽者と気がつく前に早く沈めて釣ってしまう作戦ということでした。エッグの沈下速度によって本当に魚の反応が違うのがわかり、目からウロコでした。わたしは、ふわふわと水中を漂うのがいいのだと思っていましたが、必ずしもそうではないようです。

夕方は、BigFight の村田ロッドをお借りして、初めてバンブーロッドなるものを振らせていただきました。カーボンのロッドと違い、ちょっと力を込めるとティップが暴れてしまいます。ラインの重みを感じたらゆっくりスムーズに加速。あまり竿を振り過ぎないでぴったっと竿を止めた後は、きっちりリラックスして、ドリフトでティップの跳ね返りを抑えてあげる。基本動作のひとつひとつをきちんと行えないと、すぐにティップが合われてラインがゆれてしまいます。こう言っては申し訳ないのかもしれませんが、キャスティングの練習には大変いい竿だと思いました。ただ腕に故障のある私には、バンブーの重さはきびしいので、やはり軽いカーボンロッドの方があっているようでした。
27日朝起きると辺りは冬に逆戻りして一面の銀世界。道の具合も心配だったので、朝ゆっくりと出て9時ごろBigFightに着きました。父様がこれからエサやりに出るとおっしゃるので、格闘技(デカ鱒との対決)の準備に強い竿とラインの準備をして父様について行きました。山からの冷たい水が流れ込む4の池(滝の池)は魚の活性がなかなか上がらないとのお話でしたが、確かに魚の動きが鈍そうでした。それでも、エサやりで魚が集まってくるまえに2匹〜3匹だましてやり、それから父様がいらっしゃってエサをやるのを待ちます。エサやりが始まると、隠れている所から普段は見えない大きな魚が集まってきます。これをマイクロスプーンのフォーリングで騙してやるわけです。やはり魚にも序列があるのか、なぜか強い魚からスプーンを食ってきます。60cmちかくある元気な魚が食ってくるわけですから、食わせた後はまさに格闘技。他の魚の歯や鰭にすれてラインブレイクが起きるまえに、ぐいぐいと寄せなければなりません。あっという間に体があつくなってしまいます。
4の池から、3、2、1と下流に向かって父様について行きましたが、魚の動きが大きく違うことには驚かせられました。水温の違いはわずかだと思うのですが、そのわずかな水温の違いが魚の活性には大きく影響するようです。魚の泳ぐ速度や、引きの違いをはっきり実感することができました。また、魚の活性の違いにより、魚がルアーを食うタナもかなり違っていました。元気な魚ほど表層でルアーを食うようでしたので、フォーリングといえども微妙にタナを変えてやる必要がありました。
翌25日は午前中にFA尻別川に行き午後BigFightに戻ってきました。出迎えてくださった父様のごあいさつが、「こんにちは」ではなく、「おかえり」。なんとなく心が温まります。コーヒーをいただきながらお家でのんびりさせていただき、3時過ぎにちょっとだけルアーをやらせていただきました。どうにかこうにか、まだ雨や雪にはならなかったのですが、とにかく風が強くてフライを振るのはあきらめました。ルアーも風が強いときはアタリがとりにくいのですが、フライよりはなんぼか楽に釣りができます。ルアーを投げてみて感じたのですが、やはりまだ春が浅いのか魚の動きがにぶいようです。稚魚や虫のような動くエサを食べているというよりは、卵を食べているのか、横の動きには反応がにぶく、フォーリングやゆっくりとした動きが効果的なようでした。

26日は天気予報があたり、大荒れの吹雪。雪の合間を縫って少しは釣りをすることもできたのですが、結局長い時間降り込められることになってしまいました。こんな日にも何人かお客さん(タイイングの先生方)が来てくださり、BigFight名物タイイング道場が開催されました。みたこともない道具の使い方を教えていただいたり、きっと自分一人では巻く気にならないだろうなと思う難しいフライの巻き方を教えていただいたり、とっても楽しい1日を過ごすことができました。先生! 本当にどうもありがとうございます。
北海道道央の尻別川の上流に位置する大滝村にある有名な管理釣り場です。自然の池を利用した7つのポンドからなっており、それぞれのポンド毎に性格を変えています。水質はファーストポンドのみやや濁りがありますが、他の池はクリアです。魚影も濃く、魚体もネイティブと見まごうばかりのきれいさで、引きごたえも充分。まるでナチュラルフィールドにいるようなすばらしいロケーションの中でニジマスとのファイトを堪能できます。

遠目だと、ちゃんとフライしている
みたいでしょ。

信じられないことに、スプリットリングが
伸ばされて9の字になってフックを
取られてしまいました。

だってこんな大きな魚(60オーバー)が
ぐいぐい走るんですよ。

こ〜んないい魚が釣れるんです。

開始早々、KON(魂)で釣れました。

みるくも暖かく迎えてくれます。
BIGFIGHT最高!

待望の4の池でもドライで出ました。

ココニョロインジェクションも
なかなかいい仕事をしてくれました。

くまはペン型ロッドで遊んでいました

でも、前に投げられないと
魚は釣れません。

こんなきれいな景色の中で
釣ができるなんて最高です。

28日、一日釣りをできるのは今日が最終日なのでペンションの朝ご飯をパスさせていただき、6時に BigFight に伺いました。最近北海道では、野生化したアライグマやミンクが増えて被害がでているそうです。特にアライグマは上手に魚を獲り、ばくばく食べてしまうので、釣り場にとっては大変な問題です。BigFightでも駆除のためにワナをしかけているそうで、そのワナにアライグマがかかっているか、父様についてワナを見にいきました。かかっていたのはアライグマではなく、ふさふさの毛をしたタヌキ。あまりにかわいかったので、その後父様はこのタヌキを放してしまったそうです。そうやって騙されるのよと母様に叱られていました。

本日は昨日習ったエッグの釣りの練習。浅場で魚の動きを見ながら、アタリの取り方とアワセ方の練習をしました。ラインにたるみがあるとうまくアワセがきまりませんし、またアワセが強すぎるとアワセ切れを起こしてしまいます。小さくピッとラインハンドで合わせて、その後魚にラインをもっていかせてしっかりフッキングさせるという、父様の必殺技を教えていただきましたが、エッグの釣り、奥が深いです。
夜、寝ようとして目をつぶった時に、目の前に魚が溜まっていて、そこに白い玉が沈んでいくのが見えたのには、正直閉口しました。よっぽど真剣に見ていたんですね。
最終日の29日は、杉坂さんのキャスティング講習会は開かれたのですが、残念ながら飛行機の便が早かったので参加はできませんでした。でも、くまは杉坂さんのキャスティングを生で見て、その飛距離にとても驚いていました。キャスティング講習会には25人以上の方が集まり、とても盛況のようでした。

それから、くまはとってもアクロバティックな事に挑戦していました。どうにかして魚の水中写真を撮りたいと思って、BigFight の冷たい水の中に手を突っ込んでは、どうやったら撮れるのか研究をしていたようです。水中に立ちこんで、膝を落とし、水中に手を突っ込めば撮れるのでしょうが、どうにかして陸上から手の先だけ水中に突っ込んで撮りたかったようです。冷たいですもんね。そしてこれがその成果。釣っているのも、撮影しているのもくま本人です。ほんとうにバカなんだから。
今回の釣行では、BigFight松本のご家族や、何人ものお客さんに大変親切にしていただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。

まさにビッグファイト。鱒釣りは格闘技です。

2004年から2007年までの日記はこちら 2008年の日記はこちら

BigFightにいらした事がある方は分かりますよね。
2の池の真ん中の、あの木にラインが巻かれてしまってるんです。
なにやってんだか。 長くかかっちゃって、お魚さん、ごめんね。

母様とのルアー製作教室

秋になって、魚がとても強くなりました。完敗です。ぐっすん。

この魚体と尻尾すごいでしょ。

最終日の午後までいっぱい楽しみました。

ルアー製作教室です。

鹿肉ときのこをご馳走していただきました。

旧ZAKUでかわいいネイティブが釣れました。

くまも大きな魚を釣っていました。

おまけに魚はとっても元気。

どんなルアーかはまだ秘密。

こ〜んなルアーにも出てくれるんです。

ヒレピンの引きの強い魚が、

フライでもこんないい魚が。

お父様も、ちょっとお遊び。
おお、あたったあたった。

魚のコンディションもよくなって、まさに BIGFIGHT !!

なかなかかわいいタヌキ
狸汁にされるのかと怯えていました。

オレンジやピングのエッグが人気でした。

夕方には少しうまく行くようになってきました。
野生の勘です♪

朝、ペンションの前の車のフロントガラスは
すっかり雪に埋もれていました。

エサやりの前に、活性のある魚を
ますはだましてやります。

北海道のフライマンは上手でとてもやさしい。
お客さんのフライマンがバンブーの振り方を
教えてくださいました。