2012年6月9日

ヒットルアー: こざらしNano、こざらしNano玄人

引越しで肩腱板を痛めてしまい、ヒアルロンサン注射+温熱療法+リハビリで治療中。だいぶ痛みも治まり、肩も90度くらいまでなら上がるようになったのだが、まだまだ無理はできない。だから今回も釣りは無しにしようと思っていたのだが、さちこが縦浮チューンのこざらしNanoのテストに付き合ってほしいというので、ちょっとだけテストに付き合うことにした。
「こざらし」は元々、トップウォータープラグを動かせなかったさちこが自分のために開発したルアーで、水平浮きでテーブルターンがしやすいように設計されている。その「こざらし」を小さくして甲虫が水の上でじたばたしているのを演出しやすくしたのが「こざらしNano」。BigFight用にシングルフックにチューンして、より食い込を良くし、遠投がきくように後方重心にしたのだが、どうも満足していなかったらしい。より後方重心を強めて、ほぼ垂直浮きにしたのが今回のテストアイテム。さちこが自分で投げてみて、飛距離、動きとも合格なのだが、釣り味がよくないというので、くまもテストに参加することになった。
投げて見てやっぱり感じたのは違和感。活性がいいと、着水と同時に魚が出てしまう。まだ動かさないうちに。これでは「イワトビぺんしる」とコンセプトが被ってしまうし、トップウォータープラグとしての面白みが薄い。これじゃテストにならんと、池を移動して、少し難しい1〜4の池に。さすがにそこでは、着水と同時には出なかった。
動かしてみると、きちんとドッグウォークはするのだけれど、「こざらし」の特徴のテーブルターンはしない。というか、きちんと向きは変えているのだが、動いた後縦浮きになろうとするので、テーブルターンには見えない。魚も興味を惹かれるようで見に来るし、アタックもするのだが、ルアーの胴体(フックより上)にアタックするようで、フッキングが悪い。う〜ん今回は失敗かな?どうやら垂直浮きにしないほうがいいみたいだ...とは思ったのだけれど、これでつれないのは悔しいのでテスト続行。動きを見てみると、普通のペンシルの動きをしているので、魚に追わせて尻尾のフックを食わせればいいはず。じゃあ、魚の気を惹いてから、ドッグウォークで追わせればいいのだな。
思った通り、こんどはちゃんと食わせることができました。しか〜し、重大な問題点が発覚。このルアー、普通のペンシルなみに、使うのにテクニックがいる。「こざらし」とは別のルアーになってしまった(形は同じなんだけど)。前にも書いたが、「こざらし」は、とにかく簡単なトップウォータープラグで、ラインスラッグをとったり、出したりするだけで、くるくるとその場でテーブルターンをした。そのかわり動きはルアーの全長と同じになり、ルアーとしては虫系に属する動きだった。今度のテストアイテムは、よりペンシル的になり、スイングを入れたドッグウォークをする。虫の代わりに、小魚を演出したり、カエルを演出したりできるのだが、その分テクニックが必要となる。ラインの角度もどうでもいい訳はないし、動きも竿先とリーリングでつけてやらなくてはならない。そして、食わせも必要。良くも悪くもペンシルらしさが出てしまった。どっちがいいという訳でもなく、全然違うコンセプトのルアー。正直にさちこに話したら、さちこも納得してくれた。
このテストアイテム、使うのにはテクニックがいるのだが、飛距離も出るし、とにかく大きな魚にアピールする。思わず逃げたくなるような、60アップ、70アップの魚が食ってくるのだ。そのかわり、小さな魚には評判がよろしくない(着水と同時は出るんだけど、動きはそんなに好きじゃないらしい)。4、3、2,1と池を回ったのだが、どの池も1投か2投で、でっかいのがスゥ〜と寄ってきて、後ろからガバっ。壊れた左肩ではファイト中にまた痛めてしまいそうなので、ファイトはさちこに代わってもらう始末。まあ、これはこれでいいルアーなんだろうな。
という分けて、今回のテストアイテム、「こざらしNano玄人」通称「なのクロ」という「こさらしNano」とは別のルアーとなることになりました。最初は、TypeH(水平)、TypeV(垂直)にしようかとも相談したんだけど。やっぱりルアーとして違いすぎるので。












2012年7月1日

ヒットルアー: こざらしNano玄人、へのじファイターMD、ココニュロインジェクション(ボーン)

BigFight松本15周年記念ルアー釣り大会です。お手伝いにしようか、出ようか迷ったのですが、出していただくことにしました。
B組に入ったので、最初は7の池。釣り座を決めるくじは8番でちょうど真ん中くらいです。ちなみにさちこは4番。くじ順がいい方から好きな釣り座を選ぶのですが、流れ出しが人気があったようです。多くの方が左回りで池に入っていかれました。さちことくまはそれを見て右回り。中の島の近くの岬に釣り座をとりました。ちなみにくじ順が良かったさちこが岬の先端、くまは岬のつけねに入りました。どうやら、さちこも同じことを考えているようです。
ムカイのMAX田中さんや、ノリーズの早川さんも出ていらっしゃるので、匹数では勝負になりません。だから、狙いはまずファーストフィッシュ、次いでビックフィッシュです。どこの釣り場でもそうですが、池の周りをぐるりと人が取り囲んでしまうと、魚は池の中央などルアーが飛んで来ないところに隠れてしまいます。さちこは、流れ出しから見た時に島の後ろになるエリアに狙いを絞ったようです。くまも同じ狙いだったのですが、二人で同じところに投げるのは効率が悪いと思い、岬のつけねの浅瀬のワンド、ちょうど茂みがあり岬からしか狙えないところに投げることにしました。こちらは魚影としては島側にはかないませんが、小さな魚がいるので、かかれば取り込みは早いはず。ルアーは二人ともこざらしNano。トップで活性のある魚を狙う作戦です。
で、さちこは目論見通りで1投でヒット。でも思ったより大きかったようで、取り込みに苦戦しています。くまのルアーにも、小さな魚がチェースして何度もアタックしてきたのですが、残念鈎かかりしませんでした。ということで、ファーストフィッシュ賞はさちこがゲット。その後、さちこが狙った同じ水面に投げて、くまも次の1投で1匹キャッチ。これでもう坊主はありませんので、一安心です。
さて次はというと、狙いは大物。池を取り囲まれて四方八方からルアーを投げられるので、魚は安全なところに固まっているようです。そこから引き出すために、アピールの強いルアーを使うのがセオリーですが、ナーバスにもなっているでしょうから、できるだけゆっくり引けるルアー。ということで、へのじファイターMD(スイミングフックにチューンしてあります)に変えて、池を広く探ります。数投で思ったとおり、ヒット。水しぶきからみると、そこそこ大きな魚のようです。走られると他の方のご迷惑になるので、多少強引なファイトをしたら、  残念  切られてしまいました。ラインが口に入ってしまったのでしょう。
その後も手を変え品を変えしてみましたが、反応があったのはへのじファイターとココニョロだけ。ココニニョロはなんども魚が口に入れるのですが、フッキングまでは持ち込めませんでした。このあたりでかなり焦っていたのでしょう。なんと、結び変えたへのじファイターを投げ切ってしまうというドジ。これでへのじファイター2匹放流です。(涙) そのほかにも、モコモワも結んだ方を切ってなくしてしまうし、散々でした。 それでも、もう1つ残っていたへのじファイターで、7の池で2匹追加。前半は、まあこんなもんかという釣果でした。

前半と後半の間に、アクシデントが発生。なんとバーベキューのお肉を取りに行ったお父様の車がえんこしてしまったということ。お父様の救援には、IOSファクトリーの方が車を出してくださったようですが、炭の用意には手が回っていませんでした。前半坊主ではなかったこともあり、いい訳含みでお手伝い志願。後半は炭の火起しに入りました。火起しの片手間に、5の池の入り口で半分くらいの時間はルアーを投げたのですが、残念ながらフッキングにはもちこめませんでした。何度も魚にはくわえさせたのですが、鈎を吸い込んでいないらしく、すかすかと抜けてしまいました。

後半魚は釣れませんでしたが、炭は時間内にいい感じに起こりましたので、それで満足。とても楽しい釣り大会でした。

北海道道央の尻別川の上流に位置する大滝村にある有名な管理釣り場です。自然の池を利用した7つのポンドからなっており、それぞれのポンド毎に性格を変えています。水質はファーストポンドのみやや濁りがありますが、他の池はクリアです。魚影も濃く、魚体もネイティブと見まごうばかりのきれいさで、引きごたえも充分。まるでナチュラルフィールドにいるようなすばらしいロケーションの中でニジマスとのファイトを堪能できます。

ボディーは、こざらしNanoと同じです。

こざらしNano玄人と比べて、
魚が大きいこと。70はありました。

葉っぱが集まって浮いていたので、
その上に乗せて、カエルを演出したら、
葉っぱの下から飛び出しました。

素直なドッグウォークで下から出ました。

Big Fight 松本