くまのお気に入りのタックルの紹介です。 (2005年前半)


2003年のタックルボックスはこちら。  2004年のタックルボックスはこちら 2005年後半のタックルボックスはこちら
 


お気に入りのロッド:

Braveムカイ エアースティック 60

今一番気に入って使っているスプーンロッドが、このエアースティックになります。とにかく軽く、腕に負担がかかりません。ティップは細く敏感なのですが、バットが強く60cmクラスのデカ鱒をかけても苦になりません。竿の特性としても非常にナチュラルで癖がなく、キャストも楽ですしアワセにも特別なテクニックがいりません。エキスパート向きということになっていますが、特になにも難しいことはなく、竿の性能で魚を自然にかけてくれる竿に仕上がっています。飛距離も後述のウエダのストリームスピンには一歩及ばないものの、大変良く飛ぶ竿であると言えます。現在イチオシのスプーンロッドです。

ufmウエダ ストリームスピン ボロン SS−62EXL

現在主力で使っているスプーン用のロッドです。2g のスプーンを柿田川フィッシュストーリー3号池の壁際まで運びたい、と思い探し出した1本。ボロン特有の反発力があり、驚くほどルアーがよく飛んでいきます。繊細さでは後述のバックウォーターウルトラやプレッソには及びませんが、キャストの精度と飛びでこちらを使うことが多くなってしまいました。

ufmウエダ ストリームトゥイッチャー ボロン TS−56UL

振り抜けがよく、ミノーがキビキビと泳ぐ、気持ちのよいロッドです。長さはもうちょっと長くてもいいなという感じなのですが、この長さでも飛距離は充分。使っていると、ミノーイングがちょっとうまくなったような気になります。バットもティップもハリがある感じですが、決して堅くはありません。よくしなり、ピッシっと戻るという感じがします。

スカジットデザインズ サスペンド SP-600HQ PR (旅行用)

トラウト用のパックロッドでは最高の出来ではないでしょうか。堅めですが、4本継ぎとは思えないきれいなベンドカーブを描きます。北海道で65cmのアメマスを釣った時に使っていたのがこのロッド。大物をかけても全然心配がありません。向こうアワセで釣れてしまう竿ではなく、積極的にアワセてゆき、釣っていく竿に仕上がっています。旅行用にいい一本です。

ufmウエダ スティンガー ラックス ボロン STL−86H−Ti (サケ、カラフト鱒用)

サケ釣り用に購入したロッドです。長さはあるのですが、振り抜けの良さで重さを感じさせません。投げた時に竿先がぶれることもなく、ピシッとおさまります。竿の強さも充分で、大物がかかっても安心して寄せられます。ティップは敏感で、それでいて堅くてハジくということもありません。

お気に入りのリール:

シマノ ’04ステラ  1000 ダブルハンドル
気に入っていたステラにダブルハンドルが出たので買ってしまいました。ダブルハンドルになった分ハンドルの回転はスムーズで等速で巻くのが楽になりました。しかしその分重くなったのでシングルハンドルとダブルハンドルのどちらがいいかは迷うところです。もう一つの特徴は、ギヤ比が低くなったので、よりゆっくりとスプーンを引くことができること。私は通常2g程度のスプーンを多用するのですが、はっきりいって2gのスプーンではこの低ギヤ比は必要ありません。スプーンが沈みすぎてしまいます。しかし、1g程度のマイクロスプーンを使う場合、デッドスローの引けるのでこの低ギヤ比は魅力です。そこで、より軽いスプーンを使いたい時はダブルハンドルを、通常の使用ではシングルハンドルを使うように使い分けています。

シマノ ’04ステラ  1000
私はもともとダイワ派だったのですが、このステラを買って驚きました。やっぱりリールも進化するのですね。ドラグの滑り出しのスムーズさ、静寂性、しっとりとしたリーリング感。名前はステラですが、まったく別ものに仕上がっているように感じました。大物をかけても心配ないという点では、このリールが一番安心感があります。

ダイワ シルバークリーク Z 2004C
ダイワのリールにはめずらしく、機械というよりは、人の手に馴染む道具という感じのあるリールです。巻くときの感じも適度に重みがあり、ルアーの動きが手元に伝わってきます。魚が後ろについたときの前アタリには、ルアーによって重くなるタイプと、軽くなるタイプがありますが、このリールだと、軽くなるタイプの前アタリをリールで感じることができます。


お気に入りのライン:

デュエル X−TEX トラウト ストリームブループロ 3lb 4lb

安心して使える強い糸です。最近のナイロンラインと比べるとやや堅く糸よれがしやすいような気がしますが、その分敏感にアタリを手元まで伝えてくれます。バックラッシュが起こってしまうと素直に引き出しても巻き癖で絡まっていってしまうことがあるので注意が必要です。私はこの状態になると、糸の寿命かなと思い、痛んでいない糸が長く残っていても巻き替えるようにしています。今まではニューリーフカモフラージュを使っていたのですが、より透明に近いストリームブループロが発売されたのでこちらに変えました。普段行く釣り場がクリアウォーターの所が多いので、幾分ラインに魚が出てしまうのが少なくなったような気がします。新しく発売されたラインもいろいろ試したのですが、いまのところ結局このラインに勝るラインは出ていないというのが私の感想です。


お気に入りのスプーン:

アルフレッド 2.7g カーキ(マッドブラウン)

サンスイ オリジナルカラーです。私はエサ色アルフと呼んでいます。初めての場所で最初に投げる、パイロットスプーンとして使っています。また、自分で彩色したものですが、白のアルフにピンクの蓄光塗料で彩色したものも好んで使っています。昼間も使えますし、オレンジに光るのでナイターでの魚の誘惑にはもってこいです。

ヤリエ ピリカモア グラデスパーク & アワビ張り 1.8g & 2.7g

1.8g のアワビ張りとグラデスパークを主力に、遠投したい時は、2.7g のグラデスバーグを使っています。私は、50番の黒と相性が良く、この色が一番釣れるような気がしています。 1.8g は、リトリーブで、2.7g は、着水時のフォーリングで喰うことが多いようです。最近一番頼りにしているスプーンは、これかもしれません。

アルフレッド マイクロックス 1.5g, 2.3g, 3.2g

アルフレッドから出た新しいスプーンです。スプーンの重心部に浮力体がついていて、ゆっくりと沈みます。魚の活性が低くフォーリングでしか口を使わない時に強さを発揮します。魚溜まりにピンポイントで落とし、フォーリングの最中に竿を煽ってきいてやる。魚がたまらずパクっとくいつくと言ったケースが多いようです。また、フォーリングの後底まで一旦落とし、2〜3度竿を煽って誘いを入れ、魚を引っ張り出すという使い方をしています。私はゴールドと、シルバーに蓄光塗料を自分て塗ったものをよく使用しています。

Braveムカイ タング

魚の活性が低く、スプーンのフォルムを落としたい、でも魚が遠くにいるので飛ばしたい。こんな時にたよりになるスプーンです。3.8g はさすがに重すぎて多くの釣り場では飛びすぎてしまうので、2.3g のイエローテールと、アワビ張りのサーフェスと通常のサーフェスを2枚張り合わせて2.4gにしたものを使っています。

アングラーズシステム レオン 1.5g

表層をきちんと泳いでくれるオーソドックスなスプーンです。ゆっくりと引いてきて、ふっとバランスをくずしてやったときにマスがたまらず口を使ってくれます。とても安定して泳ぐので、意図してバランスを崩してやるという小技が使えるスプーンに仕上がっています。釣れてしまうのではなく、意図的に喰わせて釣る、そんな楽しみを与えてくれます。30cm 以下のマス狙いでは、私が今一番使っているのがこのレオンです。とにかく楽しい。

アングラーズシステム Bux 1.5g、3.0g

魚の活性がなく底に張り付いてしまった時、もしくは表層に浮いている魚ではなく、その下の層についている大物を引きづり出したい時、たよりになるのがBuxです。独特の動きが大きく不規則なウォブリングで大物にアピールします。着水と同時に引き出すのではなく、意図した層までカウントダウンで落とし込み、一度竿を煽ってから引き出すようにしています。フォーリング若しくは引き出した直後にバイトが多いような気がします。

マルキューノリーズ 鱒玄人ウィーパー 1.5g 0.9g

魚の活性が低くぼやっとしている時、デッドスローで引いてきちんと泳いでくれるスプーンです。1.5g は飛距離が出ますし、0.9g はデッドスローで引いたときの威力が抜群です。放流直後の放流赤金も強力ですが、私は渋い時にこのスプーンに頼ることが多いので、九官鳥、ブラウンクリケット、カラシを多用してます。

プリズムデザイン プリズムリーフ 2.3g

このスプーンは非常に良く飛び大物キラーです。2.3g ということですが、アルフレッドの 2.7g より飛ぶように思います。私が使用する色は主に2色。白と自分で彩色した蓄光ピンクです。蓄光ピンクは夕マズメやちょっと雲がかかって暗くなりかけた時に非常に強力で最近の大物の約半分は蓄光ピンクでとっているのですが、どうもグローカラー(蓄光)ははやりのようでグローカラーにスレてしまって全然反応しないマスも多くなっています。そんなときに頼りになるのが白と黒。白はプリズムリーフ、黒はグラデスパークかアルフレッドを使っています。


お気に入りのプラグ:

スミス D−コンタクト

慣性スライドアクションで、止水でトゥィッチングをしている時、一瞬ルアーが止まることなしに動き続けてくれます。そのため、ルアーが止まるとすぐに見切ってしまうヤマメ釣りにいいようです。また、重さがあるので遠投がきき、思ったポイントに楽に投げ込むことができます。着水後、カウントダウンで棚まで落とし込み、トゥィッチかショートジャークで引いてくるようにしています。買った時についてくる針は細軸で伸ばされやすいので、オーナー針のカルティバに替えて使っています。

ジャクソン トラウトチューン ヘビーウェイト

泳ぎでは定評のあるアスリートミノーをトラウトようにチューンしたトラウトチューン、そのヘビーウェイトタイプ 5.5cm 6g が気に入っています。フォーリングのカウントダウンで素早く潜らせられるので、普通のディープタイプのプラグでは引きしろがなくて攻められない所を攻めることができます。スミスのD−コンタクトと同じ使い方になりますが、泳ぎが違うので釣り場によってその日のマスたちの気分に合った方を使うようにしています。

CVDProducts Age45SC

どうもマイナーなクランクなのですが、実はラッキークラフトがデザインを行っています。スローフローティングで4.5g あり、1.5mくらいのタナをゆっくりと泳いでくれます。重さがあり良く飛びますし、1段深いタナを浮き上がらずにゆっくり引くことができるので、このクランクも大物キラーです。

九重クランク

現在練習中のクランクです。フォルムが小さいわりに良く飛び、スローシンキングなので意図した層を引くことができます。竿の立て角度、引き速度によって動きがかなり違うので、サイトで見ながらその時の状態に合った引き方をする必要があります。クランクというとタダ引きという印象がありますが、このクランクは引き方によって泳ぎが違うので、クランクというよりはスプーンの楽しみがあります。やる気がないマスが思わず口をつかってしまう不思議な魅力(マスにとって)があるようです。


釣れない時の切り札:

リバーオールド マイクロベスパ 蓄光

止水で釣れない時に頼りになる切り札です。私はLUアプリコットを頼りにしています。なぜこのようなピンク色が釣れるのか、暗くもないのに蓄光がいいのか分からないのですが、なぜかこのルアーは強力です。表層をスローリトリーブで引いてくると、スレマスもバクっと食べてくれます。

馬の助 蠅の助 & Seijouiヘラクレスオオテントウ

ええい、何をやっても釣れない。マイクロスプーンの表層引きでも、ボトムトレースでも、ミノーのトゥイッチでもマスがそっぽをむいて反応してくれない。いっそペレットに針でもつけて投げたくなる。こんな時に手を伸ばしてしまうのが馬の助さんが作った蠅の助やテントウムシです。はっきり言って反則スレスレ。もうこれはエサと言ってもいいかもしれません。水中でゆらゆらさせているこいつを見切るようなマスは、すでに管理釣り場のマスではありません。早く引退させてやってください。馬の助さんのルアーには他にもホンスズメとかばったモノとか楽しくて釣れるルアーが沢山あります。これらは活性のある時用で、こういったルアーで釣れるとなんかヤッターという気になってしまいます。

アルフレッド 2.7g   蓄光ピンク(自分で彩色)

最近のお気に入りと言えば、アルフレッドの 2.7g、ピリカモアの 2.6g、 2.0g 、プリズムリーフ 2.3g の白を、東邦産業のNT夜光塗料を使って自分で彩色したスプーンです。作り方は、スプーンから張りとスプリットリングを外し、夜光塗料にドブ浸け3回。その後、セルロースでコーティングします。通常夜光塗料は緑色に光るのですが、このピンクを使うとマス達が好きそうなオレンジ色に光ります。使用時間帯は、夜間より夕マズメもしくはそのちょっと前がいいようです。昼間の光の中、空中では光っていないように見えるのですが、クリアウォーターの中を引いてくると、水中でわずかに発光しているのがわかります。


勇気が無くてなかなか使えない最終兵器:

ウラシマヤ TOMツチノコチビ

最終兵器と言えば、やはりTOMでしょう。ツチノコチビのウッドブラウンとペレットブラウンは最強。引き方はスプーンよりも遅めのデッドスローのただ引き。他のルアーでは見向きもしなかったスレマス達が目の色を変えて遠くから飛んできます。小さいツチノコチビをうまく使うには、やはり細いラインを使わなくてはいけないのは分かっているのですが、なぜか大きい魚が横から奪い取るようにバイトすることが多いので、ファイヤーラインでも付けないと安心できません。何かズルをしているような気持ちになるのと、ロストが怖いので、なかなか使えない最終兵器です。