東京でもこのところ急に寒くなってきた。コダックも厳しい冬に備えて脂肪を蓄える時期である。それを知ってか有り難いことにコダックを知っている方々はコダックの大好きなスモークサーモン(ちなみに昨年コダックは shin さんに頂いて始めてスモークサーモンが美味しいものだということを知りました)を下さる。だからこのところコダックの食生活は豊かである。今日から年末の休みに入ったくまは、コダックに頼まれた年末の買い出しに行ってきました。大根、小松菜、ゴボウ、レンコン、人参、椎茸、エノキにエリンギ、それにお餅。おまけに門松と輪飾りまで買ってきたくまは野菜類のあまりの重さにへとへと。疲れた時には甘いものが欲しくなるもので、一度家に帰ってから買い残した豆腐や油揚げをデパートに買いに行くついでに大判焼きを幾つか買いました。帰り道にふとケーキのショーケースが目にとまり、仕事に行っているコダックも疲れているだろうからと、プリンと苺のショートケーキ、それに苺のシュークリームを買いました。
夕方仕事から帰ってきたコダックは冷蔵庫の中にケーキの箱があるのを見て大喜び。今日はなんか豪勢だ。くまが買ってきた野菜とキノコたっぷりの鍋を夕食にたっぷり食べた後、後かたづけをしながらコダックは言いました。「あのね、くま、コダックケーキたびるの。」 普段であれば、ケーキ食べるつもりだったのに、ご飯食べ過ぎちゃったと言うところなのですが、今日のコダックは元気です。
2階に上がり、ケーキの箱を開けてコダックはそわそわ。「わぁ〜、コダックの好きなものばかり、どれから食べようか。」 一休みしてドラクエに興じているくまの隣でコダックは、苺のショートケーキをぱく。
メタルキングをひっぱたいて経験値を稼いでいるくまにコダックは言いました。「魔神がぉ〜ん。ねえくま、大判焼きも食べてもいい?」 「え、ケーキはどうしたの」 「もう食べちゃった。特にプリンが絶品だった。あ〜、こうやってしっかり作ったプリンっていいな〜。」 確かにコダックの前にはケーキの空き箱がころんと。あっという間にケーキを3つ食べてしまっていたのでした。 「やっぱりこれって何か変だよね。調子悪くする前兆かな〜」コダックは心配そうにそう言いながら大判焼きに手を伸ばし「魔神がぉ〜ん」。ぱっくと今度は大判焼きを食べてしまいました。どうしたコダック、大丈夫なのか???? 「コダックね、自分ではおかしいって思っているんだよ。でも、魔神が大丈夫だって。けれどやっぱり明日は筋肉痛かな〜。」
その夜コダックの食欲にあてられたくまは胃薬を飲んで寝ましたが、コダックはそのまま安らかに眠りました。
ここまで読んでこられた皆さんは、きっと期待なさっていると思います。今回のオチは、『コダックは今日は筋肉痛だった』に違いないと.....でも、翌朝胃の重いくまにコダックは言いました。「くま〜、昨日のケーキ美味しかったね(くまは食べておりません)。でも今日は甘くないものがいいな。」 「昨日買ってきたからお餅にでもするだか?」 「うん食べる食べる。お餅、お餅。」 コダックはとっても嬉しそうです。
コダックの(食欲)魔神は今日もとっても元気だった。それにとてもパワーアップしていた。
管理釣り場のシーズンもたけなわとなり、釣り具メーカーも年末のボーナス時期に向けて新商品を投入してきています。どうも今年の流行は、グローカラーとサスペンドチューンしたクランク。クランク大好きのコダックも欲しい物がいっぱい。それにボーナスで財布の紐がゆるんだくまが、コダックの欲しがるものをせっせと買い与えます。週末に釣りに行くのにそろそろタックルバックの中身を整理しなければとコダックは思っていたそうです。23日の夜、コダックはくまに訴えました。「あのねくま、今日とっても悲しいことがあったの。」 「どうしたんだい?」 「あのね、コダック今日ね、タックルバックを取ってこようと思って駐車場まで行ったの。でもね、鍵が入らなくなっちゃったの。別に曲がっているようには見えないだけど、どうしちゃったのかな〜。もう一本の合い鍵の方をださなきゃだめかな〜。」 かわいそうにコダックはうるうるしています。 「鍵を入れようとしたら最後まで入らないの。あれっと思って他のドアもみんな試したんだけど、みんな入らなかったの。どっか引っかかっているみたい。それでね、『これじゃ〜わたし、まるで車上荒らしみたいじゃない』って言いながら、すごすご帰ってきたの。とっても悲しかったんだよ〜。」 入らなかったという鍵と、別の合い鍵を見比べてくまは思いました。別に曲がっているとか、変になっているようには見えないけど。 「くま〜、覚えていてね、今度の週末こっちの合い鍵の方をためしてみるから。」
25日の土曜日、くまとコダックはKFSに釣りに行きました。昼にタックルを車に入れて吉野屋にご飯を食べに行って帰って来たコダックは、「くま〜、くるま開けて。」 「コダックや、今日は自分の鍵を試すって行ってなかったか?」 「あ、そうだ。くまありがとう。忘れていた。」 コダックはもう一本の合い鍵を運転席側の鍵穴に入れて言いました。 「やっぱりこれもダメだ、ここまでしか入らないの。」 「ちょっと見せてごらん」くまはそう言って鍵を見てみました。確かにそこまでしか入りません。そして鍵を回すと.... カチャっと言って普通にドアが開きました。 「ちゃんと動くよ。」 コダックは不審そうにどれどれと鍵を回してみます。カチャ、カチャ。ちゃんとドアのロックは閉まったり開いたりします。「よかったこれは大丈夫なんだ。」コダックはほっとしています。「ダメな方の鍵も見せてごらん」 くまがそう言うと、「わかった試してみる」。 コダックはダメだった方の鍵を鍵穴に入れ「くま〜、やっぱりダメだよ。こっちはここまでしか入らない」。 どれどれ、くまが鍵を回してみます。 カチャ、カチャ。 「ま゛っ」 コダックは不審そう。やらせてみてっとコダックが回してみると、やっぱり正常に動きます。「な〜んだ、ここまで入ればよかったんだ」。
「あのね、くま、やっぱりわたしっておばか?」 コダックはまたうるうるしています。 「全部のドア試したんだよ。それに結局車上荒らしみたいなことやって、すごすご帰ってきたんだよ。」 くまはかわいそう半分、おかしさ半分で複雑な表情。 「きっと回してみなかったなんてことはなかったと思うから、反対に回そうとしたんだよね。 やっぱりわたしって、そうとうおばか?」 「確かに昔からお前は、鍵は苦手だっただよね。」 「うん、どっちに回したらいいか、分からなくなっちゃうの。」 「でもいままでは平気だったんだよね。」 「うん、一昨日すごすご帰ってくるまではちゃんと出来た。」 「......。」
コダックには時々このような信じられないような事が起こります。本人は真摯にまじめに生きているだけらしいのですが、自然はコダックには厳しいようです。
コダックは今日も頭が痛かった。
今日コダックかあちゃんと、コダックとうちゃんはお出かけでした。買い物に行かなくていいように今日は鮭のちゃんちゃん焼きにしようと、コダックかあちゃんは言っていました。
夕方、階下から「ごはんですよ〜」と、コダックかあちゃんの声が。コダックとくまは居間に下りていきました。居間ではホットプレートが熱しられて野菜が切ってあります。その野菜を見て、くまが聞きました。「おかあさん、タマネギはありますか?」 「あるわよ」と言われて、くまはタマネギを取り出し輪切りにしておりました。 「また忘れて〜。タマネギは先に入れなきゃだめじゃない」 コダックはちゃんちゃん焼きの準備にとりかかります。今日はカラフトマスかな、それともシャケかな。もうニジマスは終わったから大丈夫。今日は海のお魚のちゃんちゃん焼きだ〜。 と、コダックは取りだしてあった冷凍パックの上に書いてある文字に目を走らせました。
が〜ん。コダックは大混乱。
なんと冷凍パックの上には、はっきりとした文字で、「スモークサーモン!」
「なんていうことするの〜。スモークサーモンって書いてあるじゃない」
冷凍しておいたコダックの大事なスモークサーモンは見事に解かされてしまっておりました。そして、ホットプレートの上には2切れのスモークサーモンが。
「だって分からなかったのよ。」 コダックかあちゃんの声がむなしく耳を通り過ぎていきます。
.....
「くま〜、ごはん食べたくなくなっちゃった。」 コダックはぽつりとつぶやきました。
ニジマスはこの前食べ終わったのに。もうカラフトと、シャケしか残っていなかったのに。
よりにもよって、スモークサーモン。
かわいそうなコダック。
コダックは今日も頭がとっても痛かった。 (よしよし、コダック。あ〜、どうしたらいいだ〜。 by くま)
コダックとくまは今年できた東軽井沢渓流フィッシング・パークという釣り場に行ってきました。どこが釣れるかな〜と迷ったあげく、藤岡で上信越道に入る時も、このまま真っ直ぐ行って川場に行こうかと迷って、でもやっぱり新しいところへ行ってみたいと碓氷川の近くの東軽井沢に行くことにしました。で、結果はと言うと、あまり釣れませんでした。池の広さのわりに魚影も薄いようだし、昨日から急に寒くなったので、魚の活性も低かったようです。そしてなにより寒さでコダックの活性も低くなってしまいました。
その夜、釣れなかったねとベッドで反省会をしながら、くまはコダックをなぐさめました。
「よしよし、良い子だ。おまえはよく頑張っただ。」
「くま〜、寒かったんだよ〜。」
くまはコダックの頭をなでてやりました。そして、
「やっぱり碓氷の方は、おまえには合わなかっただかね〜。」
くまが言い終わらないうちに、コダックは、バッとベッドから跳ね起きて、胸を押さえて荒い息をしています。
「ど、どうしただか?コダック!」
「ばくばくばくばくばく。 頭さわりながら、やっぱり薄いって言った〜。」
翌日くまはコダックに、リアップの第一製薬が女性にも効くと宣伝しているカロヤンGushを慌てて買い与えましたとさ。
コダックは今日も頭が痛かった。
コダックとくまは11月の6日に、すそのフィッシングパークでナイターを楽しみました。コダックは3時間で10匹の大きな魚をキャッチして大満足。おまけにオールリリースだったので帰りがけに300円のキャッシュバックをいただきました。3時間で2700円のところ、300円返ってきて2400円。釣れた魚もKFSの3号池のレギュラーサイズ。たいへんだ〜、これは柿田郎さんもうかうかしていられないね。3号池じゃ、こんなに釣れないもんね。
でもすその、釣り取り制限がたしか5匹になっていたけど大丈夫なのかな〜。結構釣り取りの人もいたし、ジャガーとか高いお魚も釣れたよ。え〜と、ニジマスでもたしかキロ1200円くらいでしょ。釣れた魚は最低でも1kg以上はあったから、5匹釣り取りだとするとは全部で5キロ以上。え〜とえ〜と、キロ1200円でも6000円。ナイター3時間で2700円だから、あっすごい赤字じゃない。
それにそれに、300円返ってきたから、2400円だった。コダックは計算が出来て満足そうです。
でも、なんかくまが怪訝そうな顔をしています。そしてくまが一言。
「お、おまえ、釣り取りの話をしているのに、キャッシュバックも受け取るつもり?それはちょっと〜。」
えっえっ、そうなの? だって帰り際に受け付けに寄ったらお金返してくれたよ。「魚はキープなさいましたか?」って聞かれて、「いいえ。全部リリースしました」って言ったら、「キャッシュバックがあります」....
え〜ん、え〜ん、ずうずうしいんじゃないんだよ〜。ただちょっと因果関係が分からなかっただけなんだよ〜。おばさんじゃないんだよ〜。
うんうん、そうだね、そうだね。おまえは気が弱いから「キャッシュバックちょうだい」なんて言わないよね。ただ、キャッシュバック忘れられたって思うだけだよね。そして、「くま言って」って言うんだよね。(笑)
ちがうったら〜。だって、受付で「魚はキープなさいましたか?」って聞かれるでしょ。「はいしました」って答えたら、「良かった釣れたんですね。それでは気をつけてお帰りください」って言われて、あれ〜キャッシュバックはないんだ。あ〜そうか、お魚キープした時はないんだって、ほらここで気が付くじゃない。
え〜ん、だってペンギンは因果関係が分からないんだよ〜。だから芸を覚えても翌年には忘れてしまうんだよ〜。コダックだってそうだよ〜。ずうずうしいんじゃないよ〜。因果関係がちょっと分からないだけだよ〜。
コダックは今日も頭が痛かった。
コダックは萩の月というスポンジの中にカスタードクリームが入ったお菓子が大好きです。でも萩の月はなかなか東京では買えません。このあいだコダックがくまと宮城県の白石に遊びに行った時にコダックは思いました。「あ、ここは萩の月の文化圏だ。」 でもその日コダックは萩の月を売っているようなお土産屋さんを見つけることはできませんでした。翌朝コダックとくまは白石インターから乗り帰途につきました。高速道路に乗った途端コダックが、「ねえ、くま、ガソリン入れる?」 くまは燃料メーターを見て、「もっと先でね。」と答えました。国見のサービスエリアを過ぎると、なにかコダックの方から悲しいオーラが。はっと、くまが気がついて聞きます。「ねえ、萩の月の文化圏ってどこ?」 「宮城県、もう過ぎちゃっただ。」 くまはおお慌て、次のサービスエリアに入って探しますが萩に月はありませんでした。あったのは、磐梯高原の月というパクリ商品。しかたがないのでそれを買って車の中でコダックに与えます。コダックは一口食べて、「やっぱり萩の月の方がおいしい。これはクリームが卵卵していないの。」 コダックは、萩の月を食べ損なってしまいました。
2日後の26日、新聞のチラシを見ていたコダックの顔が、ぱっと明るくなりました。「ねえ、くま、東武で宮城フェアをやって、萩の月を売るって。28日から。」 「どっちが買ってくる? くまは明後日ならいけるけど。」 「明日わたしが行ってくる。」 コダックは大喜びです。
翌日コダックは会社を急いで出て東武に行きました。エスカレーターでえっちらおっちら10階の特別催事場まで昇ると、昇ると...... なんと、シャッターが閉まっている。 ガ〜ン、え〜どうして!! コダックは大混乱。 頭の中にチラシの文章が浮かんできます。 確かに東武でやるって書いてあった。 宮城フェア。 確かに10階の特別催事場だって。 それにニジュウ... ハチ???
コダックは今日も頭が痛かった。
北海道で覚えたバターと野菜たっぷりの鮭のちゃんちゃん焼きがコダックとうちゃんに殊の外うけたので、コダックかあちゃんはまたちゃんちゃん焼きをすることにしました。夕食時にコダックが居間に下りて行くと、ちゃんちゃん焼きの支度はすっかり整っていましたた。
前回の敗北から学んだコダックは、もちろんKFSで釣ってきた大きなマスを冷凍庫の一番上にも、一番下にもしてはいませんでした。沢山あるカラフト鱒や、白鮭のパックの間に隠しておきました。また、冷凍用のビニール袋の上にマジックで、「マス」 「サケ」 と見まごうはずもないくらいにしっかり書いておきました。さあ、これでさすがのコダックかあちゃんも間違うはずはない。コダックは勝利を確信しておりました。だって確立的にいっても、1袋しかないニジマスの袋を選ぶはずはありません。
しかし、しかし、この勝負は下駄をはくまでわかりません。ホットプレートの蓋をとり、溶いた味噌で味付けしようと鮭の身を見てみると、腹のまわりにしっかりと脂肪の帯が.... 海で釣った天然ものの鮭って、こんなに脂があったっけ? コダックはその瞬間、自分の敗北を知りました。 確かに美味しいし、確かに身も立派だけど、私、天然物のサケかマスのちゃんちゃん焼きを食べたかった....
コダックは「どうして!?」と、かあちゃんに聞いてみようとしましたが、その言葉を飲み込みました。「だって、上からとっても、下からとっても文句を言われたじゃない。だから真ん中から取ったの。いけなかった?」 コダックには、コダックかあちゃんの言うことが十二分に分かっています。 どうせ一番取りやすいのから取ったんだ。どこに置こうと、ニジマスを使いたかったに違いない。 かわいそうなコダックは、今回も自分が釣ってきた北海道の鮭を食べ損ねました。
コダックは思いました。 次は絶対北海道に鮭が食べられるに違いない。だって、もうニジマス終わったもの。後は、カラフト鱒と、白鮭だけしか残っていないもの。 コダックとコダックかあちゃんの冷凍庫の決戦は、コダックの完全敗北で幕を閉じました。でも、もうコダックは負けることはありません.... KFSでまた大きなニジマスを釣ってこない限りは...
コダックは今日も頭が痛かった。
コダックとコダックのかあちゃんはとってもよく似ています。どこがよく似ているかと言うと、容姿というより性格。それも何かあった時のリアクションがそっくりです。今日の観察日記は、そんなコダックとコダックかあちゃんの戦いの記録です。
先週コダックはKFSでとっても大きなマスを釣りました。長さ68cm、体高20cmはあるりっぱなマスです。コダックはそのマスをくまにおろしてもらって、新しく買った冷蔵庫の急速冷凍ボックスで冷凍し、通常の冷凍ボックスに移しました。翌日コダックが仕事から帰ってみると、冷凍しておいたマスが台所に出して解凍されています。え〜なんで?コダックは不思議に思い、コダックかあちゃんにききました。コダックかあちゃん曰く、
「だって、北海道で釣ってきたシャケのちゃんちゃん焼きやろうって言ってたじゃない。」
「これはニジマス。昨日釣ってきたやつ。マスとシャケの区別がつかないの?」
「わかんないわよ。」
そこでコダックは思いました。うん、確かにわかんないかもしれない。おっきいし。でもコダックも負けてはいません。
「どこからとったの?」
「わかんないから、一番上。」
「まあいいか、きっと美味しいし。」
コダックは矛先を納め、KFSで釣ってきたマスを、冷凍庫の一番下に埋めました。これで安心。
ところがところが、その2日後、コダックが仕事から帰ってくるとグリルで魚が焼かれています。コダックは心配になってその魚を見ました。皮が焼けて黒くなっているのですが、なんか真ん中に虹があるような。
コダックは冷凍庫を開けて、調べました。 「ま゛」
コダックはコダックかあちゃんにききました。
「今度もマスじゃない。どこから取ったの?」
「今度は一番下。」
コダックは思いました。「ああは言っているけど、出しやすいの出したに違いないんだ。北海道のシャケはカチカチに凍っていたから。」
コダックと、コダックかあちゃんの戦いは続きます。でも、ものの考え方や反応がそっくりだから、どうしても裏をかくことができません。
コダックは今日も頭が痛かった。
北海道旅行に行く前、暑さにやられてコダックは2日寝込みました。熱も下がりませんし、ご飯もろくに食べられませんでした。これは転地療養しかないと、無理を承知で旅行にくりだしたのですが、北海道に着くなり、釧路の和商市場で勝手丼を食べ出し、羅臼の民宿本間でやさしい味の海の幸を食べるとみるみる元気になりました。でも、コダックより先に元気になったのは、コダックの右肩におわします破壊の神様でした。今回のお話は、破壊の神様のお仕事の記録です。
まず、釧路行きの飛行機の機体にメンテナンスが生じて出発時間が遅れる。
標津のサーモンセンターに言ったら、見たいと思っていた鮭の遡上水槽はまだやっていないと言われる。
宿について見ると、レンタカーのキーホルダーが壊れていて、レンタカーのナンバーの情報がない。
ふと時計を見ると、コダックがついてからすぐ時計が止まったようだ。
カラフトマス釣りを始めて30分で、くまの釣り竿が折れる。
取ったカラフトマスをスカリに入れようとして、岩でコダックが右羽をはげしく負傷。
足元を滑らして、コダック足に青あざをつくる。
翌日またコダックは青あざをつくった所を再び強打。
海が荒れて、帰りの渡船でコダック何度もおしりを強打 (け、けつが〜 byコダック)
ふとリールを見ると、ハンドルの逆についている防水キャップがない。
帰りの飛行機で釣り竿ケース(バズーカ)を預けようとすると、ケースが割れている。
毎日、破壊の神様は元気でお仕事をなさっていました。
コダックは今日も頭が痛かった。
今日はコダックが初めてうち以外のHPに顔を出した記念すべき日です。
北海道釣行でお世話になった民宿本間さんのHPに登場しました。
さあ、コダックはどこにいるのでしょうか? コダックを探せ!!
(別に賞品も出ませんし、面白くはないかもしれませんが。)
コダックは今日は元気だった。
コダックとくまは、朝からKFSに釣りに行く予定だったのですが、朝4時に起きるとコダックは調子が悪い。ここのところ暑くて寝苦しいのでコダックは寝不足です。明け方は少し涼しくなってゆっくり眠れる時間なのですが、この時間に起きてしまったので、お腹がぐるぐる。大事をとってもう一眠りをすることにしました。朝から行ったらどうせナイターまで持たないよね。3時ごろから始めればいいさと決め込み、KFSに行く前にお医者さんに行って胃のむかつきを押さえる薬をいただくことにしました。
コダックは実はお医者さんが大嫌いです。注射が怖いとか、待ち時間が長いとかいう理由ではなく、どうも雰囲気がきらいなようです。ですから医者に行くときにはとてもむずがります。
「くま〜、お医者さんの薬がなくなっちゃったから、もらいに行こうと思うの。」
「それは良いことだね。いっておいで。」
「…… それだけなの。」 コダックはもじもじしています。
「はいはい。」 くまもゆっくりとお外へでかける支度をはじめました。
くまがお医者さんについてきてくれるので、コダックはおおよろこびです。
「くまがお医者さんに連れて行ってくれるんだよね。」 にこにこ。
「コダック少し元気になったよ。」
と、道を歩いている途中で、コダックが急に両手を広げて叫びました。
「くま、あぶない!」
くまの前には、つぶれた犬のウ○○が。
で、でもコダックがくまのお腹を押さえて押しとどめたのは、くまがそのウ○○を跨ぎ越そうと大きく一歩を踏み出した時だったのです。くまの右足は空中でじたばた。
こ、コダック。それは悪意か、ぼけなのか????
「あ〜ん、だってくまが気付いてないと思ったんだよ〜。悪気はないんだよ〜。」
「 (心の中で)、 や、やっぱりぼけ?」
コダックは今日も頭が痛かった。
2004年08月10日 お魚もつ〜〜ん
ここ1月ぐらいコダックは夏バテでへたっておりました。体温調整がきかず、絶えず7度ちょっとの微熱がありました。また、夜にエアコンをかけて寝るのも悪いらしく、朝になると肩がぱんぱんになっていました。お腹の食いも悪く食欲も減退して、典型的な夏バテ症候群です。そんなコダックも、ようやく暑さに慣れたのか少しづつ回復してきました。
お盆明けの8月の後半、北海道にカラフト鱒を釣りにいく予定のコダックは、インターネットをながめてはマスと共にくらしています。忠類川のWeb速報を見ては、「今年はまだ遡上していないんだって。標津のあたりの漁獲量も少ないようだよ。どうしよう。」 知床の渡船の英人丸の釣果報告を見ては、「今日はボウズは出なかったんだって。すこしはお魚が入ってきているのかな〜。知床で渡船にまで乗ってボウズはやだよね。」と一喜一憂。そんなコダックが持っていくルアーを選びながら言いました。
「くま〜。あのね、あのね、北海道のお魚はわさびに弱いって書いてあるよ。どうしよう。スプーンに貼る?貼る?」
「確かこの前あわびシート買ってあっただろ、探してごらん。」
「うん。 ....... くま、何してるの?」
くまはしきりに顔をしかめて、上を向くしぐさをしています。」
「お魚の気分を表現してるの。 つ〜〜〜ん。」
「……… ごめんよ〜、わさびじゃなくてあわび。 だって似ているない。」
コダックは少しづつ元気を回復しているようです。 今日も言動は快調。
コダックは今日も頭が痛かった。
中国への出張から帰ってきたくまは昨日疲れのためか熱をだしました。梅雨だから調子が悪いし喉が痛いと薬を飲んで熱を計ると、7度2分。あれ、変だな思ったより熱があると、5分たってから熱を計ると今度は7度7分。幸い熱は朝には下がったのですが、大事をとって今日は釣りはお休みです。コダックは涼しいところで思う存分お昼寝ができると、ちょっと喜んでいます。
お昼頃、退屈し始めたくまを見て、コダックは言いました。
「どっか行ってもいいけど、遠いところはだめだよ。朝霞に行くだか? 釣れないよ。 ナイターまでは釣れないと思うだよ。 でも、くま明日も出張でしょ。」
「釣れないから、行かないだ。」 と、くま。
くまの額に手をあてて、「え〜と。お熱はなさそうだだね。」
「どうしてそんなこと分かるだか?」
「分かるだよ。だってあつくないもの。」
「お前も熱があったらわからないじゃないか。」
「ないもの。ほら。」 コダックは自分の額に手をあてます。
「自分じゃ分からないんだよ。」
「わかるだ〜。だって手のひらよりも熱くないもの。」
「眠くて手のひらがあつくなっていたらどうするだ。ほらあつい。」
「うぐっ。」 コダックはふまんそうです。
「はい、計ってみなさい。」 くまはコダックに体温計を手渡しました。
そして3分。体温計がピピッ。
「なひだ。」 コダックは体温計を隠そうとします。
「ほら、見せてごらん。」 くまは体温計のケースをしっかりとにぎります。
「そんなにないだ。」 コダックは電子体温計を振りながら(水銀計ならばこれで下がるのですが、)くまに体温計を手渡しました。 7度ちょうど。
コダックは今日も頭が痛かった。
ベッドで本を読んでいたコダックがくまの方を向いていいました。
「ねえ、くま、シュークリーム食べるだか? わたしコンビニのシュークリーム持っているの。」
ちょっと考えてくまが言いました。
「いいだね。コージコーナーのシュークリーム買いにいくだかね〜。」
「そうそう、今コージコーナー安売りしているんだよね。ふだん105円のシュークリームが95円。昨日会社でみんなで話していたんだ。コージコーナーのケーキはいまだに、これでもかっていうくらい甘いけど、シュークリームの甘さはなぜか許せるって。」
コージコーナーのシュークリームはコダックの大好物です。コダックの頭の中は、コージコーナーのシュークリームでいっぱい。 ...... と、一呼吸あって。
「はっ。」
「どうしただ、コダックや。」
「あのね、くま、コダックがコンビニのシュークリームを食べている前で、コージコーナーのを食べるの?」
「うん。」
「コダックにはくれないの?」
「そんなことはないよ。あげるに決まっているじゃないか。」
「そっか、よかった。」 ほっ。
くまは、『別ちゃん(別腹)』と呼ばれているコダックの腰の上をなででやりながら、
「ところでおまえ、いくつ食べるの?」
「え〜と、2つくらいかな〜。 くま〜。思いの外別ちゃん育ってる?」
「うんうん、そうだね、そうだね。 いいお腹だね。」
「くま〜。背中の方をなでながら、お腹っていうのはやめようよ。」
「ここはどこ?」
「別腹。」
「だからお腹。」
「だって脇腹だよ。」
「だからお腹。」
「じゃあお背中は?」
「ここ。」
「それだけなの? いいもん。だったら1個だけたべて残りは冷蔵庫にいれておくもの。」
え、コンビニのシュークリームの他に2個たべるつもりだったのか......... 。
コダックは今日も頭が痛かった。