川場フィッシングプラザ
関越道沼田インターから15分(7km)ほどの所にある放流量と大型魚が釣れることで有名なエリアです。いつも釣り人で賑わっており、開始前には受付にずらりと列ができます。蓮根川の川水を大量に流しており、水はクリア。大きなメインポンドはやや長い台形、最大水深3mほど。放流魚種はニジマス、コーホサーモン(銀鮭)、ドナルドソン、ヤマメ、イワナ、Kトラウト(F1)、ブルック、イトウなど。スキー場の近くにあり、川風が強いので防寒防風対策が必要になります。
2005年3月26日

朝6時から午後4時まで、31匹(ニジマス、ヤマメ、コーホサーモン、Kトラウト)
ヒットルアー: Leon 1.5g 銀河BM、トーナメントベスパ 銀赤、
         ミディアムクラピー マットクリア系 各色 等

そろそろ世間が暖かくなったので、たまには早起きして遠出しようと思い、川場に行くことにしました。しかし、この考えが甘かった。沼田インターを降りると車のライトの光の中になにやらチラチラ光るものが... そして川場に着くと辺りはすっかり雪景色で、足元は凍結しています。雪も本格的に降り出して、季節が冬に戻ってしまったようでした。そうだった、そうだった。川場はやっぱり寒いんですよね。川風もびゅーびゅーだし。川場に着いたのが5時。開始までまだ1時間もあるのに、受付にはすでに順番待ちの椅子の列が10人分ほど並んでいました。ほんとうに人気エリアなんだから。
さて6時に受付をすませると、私たちの前にならんでいた人たちは、池の中央の噴水(但しこの日は水は出ていませんでした)の左右に間隔を狭めて入っていきました。流れ込みの水流がゆるむ噴水のあたりがやはり1級ポイントなのでしょうか。私たちは混雑をさけて受付の対岸の流れ出しのあたりからスタートすることにしました。この位置は放流場所に近く、また大物ポイントとなっています(のはずでした)。朝の冷え込みはきつく、ガイドがどんどん凍ります。川風を正面から受ける位置なので、体感温度もどんどん下がります。池の中の反応はというと、表層が冷えたのかライズもありません。心が凍えそうです。川場でボウズだったらどうしよ〜、わたし立ち直れないかも〜。ですから最初の1匹が釣れた時は本当にうれしかった。8時過ぎに放流があるまでは時速3匹ペース。でも釣れる魚はみんな元気できれいな魚体をしていました。
川場は3年ぶりくらいになるのですが、以前のイメージは、魚の魚体はヒレが丸くあまりきれいではないのですが、とにかくストック量も放流量も多く、中〜大きな魚が岸近くを回遊しているのがよく見えたといったものでした。しかし今回岸近くに見えたのは比較的小さな魚ばかりで、なぜかみんな頭の周辺に白くダメージを受けていました。どうしてみんな同じようなダメージを受けるのかと不思議に思いましたが、そういったダメージ魚はルアーにはまったく反応しません。釣れる魚はみんなヒレピン、銀ピカのきれいな魚ばかりでした。新しい魚ばかりが口を使い、また放流魚はどんどん釣り取られてしまうのかもしれません。
放流の後は、川場名物の爆釣状態が続きました。最初は元気のいいニジマスが次々とヒット。その中に見慣れない模様の魚が混じっていました。背中の模様が虫食いなのに、なぜか体側には虹が出ています。後で釣り場の方に伺うと、Kトラウト(ニジマスと岩魚のF1)だと教えて下さいました。次にヤマメの群れが回ってきて、押さえ込むようなアタリが出るようになりました。30cmくらいの銀鱗のヤマメです。あんまりいい魚なので数本キープすることにしました。その後爆釣状態は終わりましたが10時過ぎまで飽きない程度に釣れ続きました。
少し早めに食堂でお昼をいただいた後(ここの食堂のお昼はスーパーボリュームです)、受付で午後の放流時間を伺うと、土曜日は通常1時半くらいだとか。それなら午後の放流を楽しもうと池に戻りました。天候はやや回復して陽がさしてきたものの、ものすごい強風でキャストもままなりません。ルアーのフックを換えたりしつつ、震えながら1時半を待ちました。で、でも、いつまでたっても放流がありません(しゅん)。2時半をすぎても、3時になってもありません。とうとう寒さに耐えかねてクラブハウスにもどり午後の放流の事を伺うと、「今日はないみないですね。お客さんすくないみたいで」というお返事。ぐあ〜〜ん。私の凍える3時間はなんだったの。この間時速1匹ちょいしか釣れてないし〜。放流がないと聞いて、しおしおと帰途につきました。帰りは関越が川越から大渋滞。高速を降りて川越街道に出てもやっぱり大渋滞。やっぱり川場は遠かった。




あたりはすっかり雪景色。
雪が風にのって吹きつけてきます。

うれしい最初の1本。

Kトラウト君です。
これで魚種が1つ増えました。

体高のある立派な銀毛ヤマメ31cm。
ヒレも回復してきれいでした。

寒くてクラブハウスに戻ると、
すでにくまは暖をとっていました。
ずる〜い。のっかってやる〜。

久しぶりの1匹。 午後気温はあがり、
地面の霜は融けたのですが。しぶい。