2004年 4月のお買い物

本 「辺境、近境」 村上春樹著 1999.12 新潮文庫 (さちこ購入)

\500

村上春樹の旅もの、とても面白いです。旅先で見たこと、触れたこと、感じたことの断片を積み上げて行くだけなんだけど、終始一貫して「村上春樹」というフィルターを通してとらえられ、確立したスタイルの文章によって現出する旅先の風景は何とも魅力的です。だから、大抵は出版されればすぐハードカバーで買ってしまうのですが、この本だけ読んでいませんでした。表紙のノモンハンの写真を見た時、何となく「まだ読まない方がいいな。」って気がしたからなんですが、そのまま5年も経っちゃうとは、不覚でありました。
さて、内容ですが、1990〜1997にかけて作者が旅した各地の紀行文です。行き先はイーストハンプトン、からす島、メキシコ、讃岐、ノモンハン、アメリカ(大陸横断)、そして震災後の神戸。讃岐うどん食べ歩きの元祖はおそらくこの本ではないかと思います。内モンゴル・ノモンハンの章が圧巻ですが、個人的にはからす島やメキシコが気に入りました。行ってみたいって言うんじゃないのですが、にじみ出る疲労感にとっても共感できます。そうそう、「メキシコ」を読んでいる間中、頭の中でその昔どっかのラジオ局がやった「輝け!脱力ソングランキング」で栄えある第一位を獲得した、「ぼくのパパはメキシコ人」(♪アイアイアイ、アイアイアイ、アイアイアイアイア〜、ぼくの、パパは、メキシコ人、によく似てる)という唄が頭の中で鳴り続けて、とても苦しみました。あ〜疲れた。 (さちこ)

おすすめ度 ★★★★☆ 





(株)ハセ・プロ マジカルアート・ペインターシートマジョーラバージョン 縦210mmx横75mmx厚さ0.1mm (さちこ購入)

24色 各\1659

スプーンの色で「マジョーラカラー」というのがありますね。私は「マジョーラ」というのを、メタリックカラーの事かと思っていたのですが、日本ペイントという会社が特許を持つ特殊塗料の商標なのだそうです。もともとは自動車塗装用に開発された塗料で、見る角度によって様々に表情を変える色彩が魅力的です。鱒も光り物は大好きですよね。さて、この塗料ですが、塗料としてはほとんど小売りされていません、バイクのパーツ・ヘルメットなどを塗装するための「スプレーコンボ」という商品がありますが、1色5000円くらいで売っている店も少く入手が困難、スプーンの塗装用としてはちょっと手が出ません。そこで、携帯電話に貼り付けるシール状の製品を購入して見ました。シートには収縮性があり、曲面にもぴったり貼ることが出来ます。スプーンの大きさよりちょっと大きめにカットして裏紙をはがし、カーブしている所は手でのばして貼り付けてやれば、しわも無く簡単にマジョーラカラーのスプーンが作れます。1色1659円というのは結構なお値段ですが、シート1枚でスプーン40個くらい出来ます。強度に関しても、KFS3号池のデカホーライにかじられても傷も出来なかったので問題なさそうです。シートを貼ることによって若干重くなりますが、2g台後半のスプーンであれば動きに影響は無いようです。 (さちこ)

おすすめ度 ★★★☆☆ 

ノリーズ 鱒玄人ウィーパー 1.5g (くま、さちこ購入)

16色 各\450

昨秋〜今春にかけて、沢山の小型スプーンが新発売になりましたが、性能のいいものが多いですね。BUX(はちょっと前に発売されていたか)、管極スプーンあたりがヒットかなと思いますが、これも よく釣れます。ウォブリング系の動きでちょっとひらひら、限界性能が高く、早くひいても相当遅くひいても安定して動きます。鱒玄人の2gとか2.9gははっきり言ってどうって事ないスプーンでしたが、ウィーパーは優れものだと思います。カラーリングも豊富でいい色が多いですが、色のネーミングに凝りすぎなのはご愛嬌。チラリカラードプレッシャーインパクトって、ちょっと長すぎ。基本的に両面で色が違うのでアピールが強く、「放流赤金」とか「九官鳥」でツボにはまれば爆釣も。但し、じみ系の色でも両面色違いなのでアピールが強くなりすぎる時があります。単色も出してくれるといいのですが。(さちこ)

おすすめ度 ★★★★☆ 

サンスイ ミニ UV LED ライト (くま購入)

\1400

そろそろ夏、ナイターの季節です。ナイターといえば、魚から見えるようにグローカラー。でもルアーボックスやワレットから出したばかりのルアーは蓄光されていないので、どこかで光にあててやらなければいけません。いままでですと、フラッシュ型の発光器でピカッピカッとやったものですが、以外とこれが他の人には迷惑。暗いところでフラッシュを焚くと、どうしても気になってしまいます。
良い物ができました。とっても小さいUVライト。紫外線なので効率的に夜光塗料に光を蓄めることができます。 おまけに12時間連続発光可能ですので、電池を気にする必要がありません。紫外線で固まる接着剤(グロー)も釣り場ですぐに夜光ルアーが作れるのでお勧めです。 (くま)

おすすめ度 ★★★★ 

TOHO N.T.夜光塗料 ホワイト (くま購入)

3色 各\450

夜光塗料というと黄緑色を思い浮かべてしまいますが、N.T.夜光塗料にはピンク色と白があります。ピンクは光るとき夜光の黄緑色とあいまってオレンジ色にあやしく光り魚を誘います。また白は薄暗くなった夕方からそのまま使えるので大変便利。いままで黄緑色とピンク色は使ったことがあったのですが、今回初めて白を使ってみました。光量も充分だし、これが結構いい。ちょうど夕マズメに効果を発揮するようです。なかなか売っていないのが玉に瑕ですが。 (くま)

くまのスプーンワレットにはすごく沢山夜光塗料を塗ったスプーンが並んでいます。普通の塗料と違ってどうしても塗装が厚くなりがちなのですが、なるべく均一にきれいに塗装した方がスプーンの動きはいいと思います。でも、くまの塗ったごてごてのスプーンでも釣れているから、動きよりも光なのかもしれません。 (さちこ)

おすすめ度 ★★★★☆ 

Woody Bell チビラビット (さちこ購入)

\1300

うちの隣の釣具屋さんでちょっとかわいいルアーを発見しました。プラスチック製で4cmのシャロークランク、くびれがある円柱型のボディの先端が斜めにカットされてそのままリップになっています。顔(リップ)の上には寄り目のシール、ぷっくりしたお腹のカーブにとても親近感を覚えます。試しに使ってみた所、これがものすごくよく釣れるんです。通常のクランクに比べるとフォルムが小さくウォブリングアクションも小さめですが、水中をゆらゆら漂わせると他のルアーに知らんぷりしていたスレマスがすっ飛んで来ます。(何人かの方に「あ、TOMだ」って言われました。形は全然違うのに動きが似てるんでしょうね。)水面に浮かせてトップとして使う事も出来るし、ボディが細いのでストリームでもきちんと泳ぎ、アクションをつける事もできます。あんまりよく釣れるのでもう少し買って置こうと隣の店に行ったら、店長さんが面白い話を聞かせてくれました。新製品ですか?と聞くと、「前からあるルアーなんだけど長いこと品切れになってて、っていうのもWoodyBellの鈴木さんがこのルアーの事忘れてたんです。他のメーカーの人から『チビラビット作らないの?評判良かったのに。』と言われて、そう言えばそんな製品もあったなって思い出してちょっとだけ再製造したみたい。」という事で、現在も品薄な状態が続いているようです。わが家では、隣の店にあったものを買い占めたうえチェーン店の在庫も取り寄せてもらってしっかり数を確保しました。さあ、欲しい人はタッ○ルアイランド池袋店へ急げ!まだ少しは残っているかも〜。(さちこ)

さちこはもっと釣れるようにと、チビラビットをエサ色(ペレット色)に塗って使っています。塗りながら、「なんだかニョロニョロ(ムーミンに出てくる植物?)みたい」と喜んでいました。エサ色に塗ると、なんだか反則すれすれに見えてきます。 (くま)

おすすめ度 ★★★★☆